サンウッドは調整一巡して上値試す、18年3月期大幅増収増益・増配予想

【アナリスト水田雅展の銘柄分析

 サンウッド<8903>(JQ)は、東京都心部中心に高品質・高価格帯の新築分譲マンションの開発・販売を展開している。18年3月期はプロジェクトが順調に進捗して大幅増収増益予想、そして増配予想である。株価は昨年来高値圏から急反落したが、下値を切り上げて調整一巡感を強めている。上値を試す展開が期待される。

■新築分譲マンションの開発・販売

 東京都心部の港区・渋谷区を中心に、高品質・高価格帯の新築分譲マンションの開発・販売を展開している。ブランドメッセージに「上質な暮らしを仕立てる」を掲げ、都市生活者に必須の「プライバシーに配慮した設計」や、自由度の高い設計変更対応の「オーダーメイドプラス」を特徴としている。

 3月16日には「オーダーメイドプラス」の新たな取り組みとして「パッケージオプション」サービスを開始すると発表した。

 なお13年11月にタカラレーベン<8897>と資本業務提携している。タカラレーベンは郊外で1次取得層向け、サンウッドは東京都心部で富裕層向けという形で棲み分けされている。

■18年3月期大幅増収増益・増配予想

 18年3月期非業績予想(1月24日に利益を増額修正)は、売上高が17年3月期比71.4%増の115億84百万円、営業利益が4.1倍の5億40百万円、経常利益が19.7倍の4億円、純利益が64.2%増の2億80百万円としている。配当予想は5円増配の年間25円(期末一括)で予想配当性向は42.3%となる。なお株主優待制度は実施せず、配当金による利益還元を基本方針としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比2.6倍の87億75百万円、営業利益が5億01百万円(前年同期は3億87百万円の赤字)、経常利益が4億14百万円(同4億65百万円の赤字)、純利益が3億02百万円(同4億67百万円の赤字)だった。プロジェクトが順調に進捗し、広告宣伝費が計画を下回ったことも寄与した。売上総利益は17.0%で2.3ポイント低下、販管費比率は11.2%で19.4ポイント低下した。

 不動産開発事業は売上高が3.2倍の72億77百万円で、売上総利益が3.1倍の11億65百万円だった。7月にサンウッド赤坂丹後町、8月にガーデンコート多摩センター、9月にサンウッド代々木西参道が竣工し、引き渡し戸数が増加した。またサンウッド代々木西参道、サンウッド桜上水、西日暮里フラッツの当期販売計画していた全ての住戸の契約が完了した。

 リノベーション事業は売上高が24.3%増の11億42百万円で、売上総利益が57.0%増の1億49百万円だった。賃貸事業は売上高が38.0%増の2憶32百万円で、売上総利益が1.3%減の1億40百万円だった。開発前の1棟収益物件を固定資産に振り替えたため減価償却費が増加した。その他は売上高が39.5%増の1億23百万円で、売上総利益が23.3%減の33百万円だった。リフォーム事業で新築マンションの設計変更サービスが好調だったが、利益率の高い仲介事業が減少した。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.8%、営業利益が92.8%、経常利益が103.5%、純利益が107.9%である。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は調整一巡して上値試す

 株価は1月の昨年来高値779円から急反落したが、徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。

 3月22日の終値668円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想EPS59円15銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は3.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS740円79銭で算出)は0.9倍近辺である。時価総額は約33億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。調整一巡して上値を試す展開が期待される。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

最新記事

カテゴリー別記事情報

     

    ピックアップ記事

    1. ■伽藍全域を自由に巡り、曼荼羅図を超拡大して鑑賞するデジタル文化財体験を実現リベラルアーツ研修やオ…
    2. ■開発効率化により、デジタルソリューションの確立を加速  日野自動車<7205>(東1)は1…
    3.  今週の当特集は、最下位市場のG市場も含めて本気度銘柄に加え、株価的に割安な銘柄にこそ「メークドラ…
    2021年12月
    « 11月    
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
    IRインタビュー 一覧

    テンポイノベーション・原康雄社長 アルコニックスの竹井正人社長 JPホールディングス・古川浩一郎社長に聞く Eストアーの石村賢一社長に聞く アイビーシーの加藤裕之社長に聞く ピクスタの古俣大介社長に聞く メディカル・データ・ビジョンの岩崎博之社長に聞く ヨコレイの西山敏彦社長に展望を聞く 平山の平山善一社長に近況と展望を聞く アンジェス MGの山田 英社長に聞く CRI・ミドルウェアの押見正雄社長に聞く 京写の児嶋一登社長に聞く

    アーカイブ

    「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
    また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
    ページ上部へ戻る