SKIYAKIは音楽アーティストのファンクラブ運営、19年1月期も大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 SKIYAKI<3995>(東マ)は、音楽アーティストのファンクラブを運営している。18年1月期は計画超の大幅増収増益だった。そして18年1月期も大幅増収増益予想である。株価は底打ち感を強めている。

■音楽アーティストのファンクラブを運営

 17年10月東証マザーズに新規上場した。音楽アーティストに係るファンクラブ(FC)運営サービス、アーティストグッズ等のECサービスおよび電子チケットサービスなどを展開している。

 ファンのためになるサービスをテクノロジーによって実現し、新しいマーケットを創造する取り組みを「Fan×Technology=FanTech」と定義している。そしてFCサイト、ECグッズ販売、およびチケット販売をワンストップで提供するプラットフォーム「SKIYAKI EXTRA」を運営している。
■19年1月期も大幅増収増益予想

 18年1月期の連結業績は売上高が17年1月期比44.5%増の24億87百万円、営業利益が69.6%増の2億42百万円、経常利益が64.1%増の2億16百万円、純利益が56.8%増の1億81百万円だった。配当は記念配当を実施して年間15円(期末一括)とした。配当性向は15.7%である。

 取り扱いアーティスト数および有料会員数とも増加して大幅増収増益だった。主力のプラットフォーム事業におけるFCサービス(アーティストに係るファンクラブ)サービスは43.2%増収、ECサービス(販売手数料収入)は41.8%増収と好調だった。なお18年1月末現在の「SKIYAKI EXTRA」総登録会員数は17年1月末比53.3万人増加の152.0万人(有料会員が13.4万人増加の61.0万人、無料会員が39.9万人増加の90.9万人)となった。

 19年1月期連結業績予想は、売上高が18年1月期比23.6%増の30億75百万円、営業利益が23.7%増の3億円、経常利益が42.1%増の3億07百万円、純利益が13.4%増の2億06百万円としている。引き続き取り扱いアーティスト数および有料会員数とも増加して大幅増収増益予想である。配当予想は未定としている。

■株価は底打ち感

 株価は2月安値4990円から切り返して底打ち感を強めている。3月16日の戻り高値7100円から一旦反落したが、自律調整の範囲だろう。3月26日の終値は6140円、今期予想連結PERは約64倍、時価総額は約128億円である。(MM)

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