【業績でみる株価】サツドラホールディングスは戻り歩調、18年5月期連結業績予想の増額修正を好感

 サツドラホールディングス<3544>(東1)は、北海道を地盤としてドラッグストア・調剤薬局を展開している。3月23日に18年5月期連結業績予想を増額修正した。これを好感して株価は戻り歩調だ。

■北海道地盤にドラッグストア・調剤薬局を展開

 北海道を地盤としてドラッグストア・調剤薬局を展開している。18年2月末時点の店舗数は203店舗(ドラッグストア191店舗、調剤薬局10店舗、その他2店舗)である。

■18年5月期連結業績予想を増額修正

 18年5月期連結業績予想を3月23日に増額修正した。売上高は1億円増額して780億円、営業利益は1億50百万円増額して6億円、経常利益は1億50百万円増額して6億円、純利益は10百万円増額して1億50百万円とした。

 17年12月8日に、低価格競争に伴う売上総利益の減少を主因に利益を減額修正したが、一転して増額修正となった。歳末商戦が好調に推移し、商品政策見直しによる売上総利益率改善も寄与する見込みだ。なお17年5月期は連結決算移行に伴う変則決算だった。

 月次報告によると、18年2月は全店106.5%、既存店101.8%と順調である。既存店売上は11ヶ月連続の前年比プラスである。

■株価は戻り歩調

 株価は戻り歩調だ。1900円近辺で下値固めが完了し、18年5月期連結業績予想の増額修正も好感した。3月27日の終値は2075円で、今期予想連結PERは約64倍、時価総額は約98億円である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線を一気に突破した。戻りを試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る