ハウスドゥが高値に迫る、新ブランド「レントドゥ!」の1号店発表など好感

株式市場 銘柄

■賃貸用不動産の仲介と空き家率増加などの諸問題に対応

 ハウスドゥ<3457>(東1)は29日午前、新ブランド「RENT Do!(レントドゥ!)」の第1号店となる「RENT Do!渋谷恵比寿店」(東京都渋谷区)をオープンし、賃貸用不動産の仲介とその関連業務(入居者募集・契約・集金・入居退去手続き代行・維持管理・家賃保証サービスなど)を開始すると発表した。

 株価は10時30分にかけて3435円(130円高)まで上げて続伸基調となり、株式分割などを調整後の上場来高値3500円(2018年3月16日)に迫っている。

 新ブランド「RENT Do!(レントドゥ!)」は、賃貸不動産を取り巻く空き家率・空室率の増加や賃貸物件の大量供給による賃料相場の下落傾向などの問題に対応し、さらに「募集をかけても入居者が決まらない」などの経営課題に直面する賃貸物件オーナーのニーズにも応える事業として誕生した。

 これまで培った不動産売買のノウハウや、ハウス・リースバック、不動産担保ローンなどの資金供給サービスを活用した賃貸不動産仲介事業を行うほか、入居者が決まらない空き家や空室物件の問題点を徹底的に分析し、外観や室内の設備が古い物件には、手持ち資金や負担金が最大0(ゼロ)円でリフォーム後も貸し続けられる「資産活用リースバック」の提案など、オーナーの経営課題の解決に取り組む。

 また、ハウスドゥ!の新サービスである遊休資産の有効活用するタイムシェアリング事業「タイムルームクラウド」も提供し、様々な目的で個人や団体が活用できる空室・空きスペースの時間貸しのレンタルスペース「タイムルーム」として収益向上も図っていく。

 今後、フランチャイズ展開により物件オーナーの経営状況をサポートする様々なサービスを提供し、国内1000店舗の展開を目指し、空き家・空室問題などの社会問題を解決することで不動産業界の変革へと貢献していくとした。(HC)

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