【業績でみる株価】ピー・シー・エーはクラウドが牽引して18年3月期大幅増益予想
- 2018/3/30 11:01
- 業績でみる株価
ピー・シー・エー<9629>(東1)は会計ソフトを主力として、クラウドサービス、ERP、医療情報システムも強化している。18年3月期はPCAクラウドの伸長が牽引して大幅増益予想である。株価は3月15日に急伸して昨年来高値を更新する場面があったが、買いが続かずモミ合いレンジに回帰した。調整一巡を期待したい。
■会計ソフトが主力
会計ソフトを主力にソフトウェア開発・製造・販売・保守サービスを展開し、クラウドサービス、ERP、医療情報システムも強化している。フラッグシップのPCAクラウドは18年1月に利用社数が1万社を突破した。
■18年3月期大幅増益予想、さらに増額の可能性
18年3月期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比5.1%増の98億42百万円、営業利益が77.3%増の7億66百万円、経常利益が71.9%増の7億97百万円、純利益が2.7倍の4億29百万円としている。PCAクラウドの伸長が牽引して大幅増益予想である。そして19年3月期も収益拡大が期待される。
■株価はモミ合いレンジで調整一巡期待
株価は3月15日に急伸し、昨年来高値を更新して2212円まで上伸する場面があったが、買いが続かず1800円近辺のモミ合いレンジに回帰した。3月29日の終値は1735円で、今期予想連結PERは約28倍、時価総額は約134億円である。
週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、調整一巡を期待したい。(MM)