レカムが続伸、今日2社を連結化し業容拡大などに期待が再燃

株式市場 銘柄

■2社は関西エリアを地盤にIT事業を展開し約2万社の顧客基盤

 レカム<3323>(JQS)は2日、続伸基調となり、13時を過ぎて5%高の273円(13円高)前後で推移している。3月中旬に、株式会社R・S(本社:大阪市北区)、および株式会社G・Sコミュニケーションズ(本社:兵庫県尼崎市)の2社の株式を各々100%取得し、譲渡実行日を4月2日として連結子会社化することを発表しており、業容拡大などへの期待が再燃する形になった。

 また、来る4日は豪シドニーに本社を置くマッコーリー・バンク・リミテッドに対する三者割当増資の払込日になり、やはり注目と期待が集まっている。17年12月には光通信<9435>(東1)との資本業務提携を締結。今後も密接な連携を続ける方向だ。

 RS社およびGS社は、関西エリアを地盤としてデジタル複合機を中心とした情報通信機器の販売事業、インターネット回線取次事業、ホームページ制作事業などを行っており、近年は、電力小売り販売事業も展開。直販の営業員や販売基盤、関西エリアを中心とする約2万社の顧客基盤がある。規模の割に事業のバランスが良く、分散が図れているほか、事業の選択と集中により効率的な経営がなされており、ストック収益も積みあがっていることから、収益性と安定性のバランスが取れているという。

 連結子会社化により、デジタル複合機、電力の小売り等の共通商材においてはスケールメリットが享受できる。また、レカムグループが販売しているビジネスホンやインターネットセキュリティ機器販売などは顧客に対するアップセルが見込める。様々なシナジーの創出が期待されている。(HC)

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