【新規上場(IPO)銘柄】キュービーネットホールディングスは、今6月期業績予想は達成出来る見通し、2000円割れに下値買い入る

株式市場 IPO 鐘

 キュービーネットホールディングス<6571>(東1)は、3月23日に東京証券取引所市場第一部に上場した。同社は、「QB HOUSE」等、ヘアカット専門店チェーンを運営するキュービーネット株式会社をはじめとする、グループ会社の経営管理全般を行っている。

 QBハウスグループは、世の中の人々に必要とされる「お手軽さ」を軸としたブランドを展開。忙しいビジネスマンを始めとした短時間・低価格サービスを必要とする人のための「QB HOUSE」、海外の人々への「QB GLOBAL」、女性・若年層への「FaSS」、店舗へ足を運ぶことが難しい方のための「訪問理美容サービス」。さらに、スタイリスト研修制度「LogiThcut PROFESSIONAL STYLIST SCHOOL」と、理美容業界の発展のため、事業を広げている。

 今2018年6月期第2四半期は、「低価格・短時間・高利便性・ヘアカットのみ・予約不要」という5つのお手軽さをお客さまに広く享受して頂けるよう、サービスの向上及び店舗拡大に取り組んでいる。また、ヘアカット未経験者及びパートタイムの理美容師を積極的に採用し、育成をすることで戦力化を進め、より多くの理美容師の囲い込みを図る体制の構築を進めている。 新規出店は、国内が一都三県を中心に8店舗、海外は香港及び台湾に各2店舗12店舗出店。また、家主都合による3店舗を含め7店舗閉鎖したことで、第2四半期末の店舗数は664店舗となっている。

 今2018年6月期第2四半期業績実績は、売上高96億1400万円(前年同期比8.8%増)、営業利益9億3000万円(同5.5%減)、経常利益8億8800万円(同5.6%減)、純利益5億9400万円(同11.9%減)に着地。第2四半期の業績は概ね計画通りに推移している。

 今18年6月期業績予想は、売上高190億9000万円(前期比6.2%増)、営業利益17億1400万円(同14.1%増)、経常利益16億3100万円(同15.0%増)、純利益11億円(同7.5%増)を見込む。年間配当予想は、未定としている。  

 株価は、上場初日の3月23日に公開価格2250円を6%下回る2115円で初値をつけ、同27日高値2264円と買われた後、同29日安値1967円まで下げて4月2日高値2169円と買い直されている。今6月期第2四半期業績は概ね計画通りに推移し、通期計画は達成出来る見通しで、続く来6月期業績の続伸、配当含みと観測されており、2000円割れには下値買いが入っている。需給は改善されつつあり、中長期的な視点で押し目買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る