パシフィックネットが再び出直る、「ポケトーク」などに期待再燃

株式市場 銘柄

■「ライフサイクルマネジメント」を中心事業とする構造改革を推進中

 パシフィックネット<3021>(東2)は9日、大きく反発して始まり、取引開始後に11%高の1216円(123円高)まで上げて再び出直りを強めている。3月中旬、世界50言語以上に対応する手のひらサイズの通訳デバイス「POCKETALK(ポケトーク)」(ソースネクスト<4344>(東1)開発販売のレンタル・販売を新たに開始したと3月中旬に発表済みで、商業店舗をはじめ、自治体、美術館や博物館、観光地などでも利用され始めており、拡大が注目されている。

 パシフィックネットの第3四半期の決算発表は4月13日の予定。今期は、事業構造の改革に取り組んでおり、IT機器の調達・導入から、キッティング、セキュリティ対策や運用・保守、機器の回収・データ消去、そして環境に配慮したリユースまでをワンストップで提供するLCM(ライフサイクルマネジメント)事業を推進中だ。

 こうした展開に加え、このところは、自動翻訳機や、米政府機関でも採用されたITセキュリティシステムなどの取り扱い開始が相次いでおり、株価材料的に見ても手掛かりが豊富になっている。(HC)

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