アイ・ケイ・ケイは戻り歩調、18年10月期2桁営業増益予想

株式市場 銘柄

 アイ・ケイ・ケイ<2198>(東1)は「ララシャス」ブランドのゲストハウス・ウェディング事業を主力としている。18年10月期は新規出店も寄与して2桁増収営業増益予想である。株価は戻り歩調だ。

■ゲストハウス・ウェディングが主力

 ゲストハウス・ウェディングの婚礼事業を主力として、子会社の葬儀事業と介護事業も展開している。

 ゲストハウス・ウェディングは「ララシャス」ブランドで、17年10月期末時点で九州中心に17店舗・33バンケットを展開している。17年10月には愛知県岡崎市、17年12月には大阪市に新規出店した。なお婚礼事業の施行組数は第4四半期(8月~10月)の割合が高い。

■18年10月期2桁営業増益予想

 18年10月期連結業績予想は、売上高が17年10月期比10.1%増の200億05百万円、営業利益が10.1%増の20億05百万円、経常利益が10.1%増の20億10百万円、純利益が2.2%減の12億90百万円としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比1.7%減の41億39百万円で、営業利益が85.3%減の55百万円、経常利益が83.5%減の62百万円、そして純利益が87.6%減の31百万円だった。既存店の施行組数の減少、新規出店に伴う先行費用の発生で大幅減益だった。

 通期ベースでは、新規店舗の稼働や既存店舗のリニューアル効果で国内婚礼事業の施行組数が増加し、2桁増収営業増益予想である。なお18年1月末時点の受注残組数は15.1%増の4071組と高水準である。

■株価は戻り歩調

 株価は2月の直近安値700円から切り返し、4月10日には868円まで上伸した。戻り歩調だ。4月16日の終値は821円、今期予想連結PERは約19倍、時価総額は約246億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を突破した。また13週移動平均線が上向きに転じた。戻りを試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る