ピクセラは下値固め完了感、18年9月期黒字予想

株式市場 銘柄

 ピクセラ<6731>(東2)は、PC向けチューナーなどを主力とするコンピュータ周辺機器メーカーである。4Kテレビ対応セットトップボックス(STB)など新分野の育成も強化している。18年9月期はSTBの出荷が下期に本格化して黒字予想である。株価は下値固め完了感を強めている。

■4Kテレビ対応STBなど新分野を育成

 PC向けチューナーなどを主力とするコンピュータ周辺機器メーカーである。そして4Kテレビ対応STBなど新分野の育成を強化している。

 4月10日には、クラウドサーバーソリューションである家庭向けIoTサービス「Conteホームサービス」が、楽天コミュニケーションズの宿泊事業者向け民泊運営支援サービス「あんしんステイIoT」のIoTプラットフォーム部分で採用されたと発表している。

■18年9月期黒字予想

 18年9月期連結業績予想は、売上高が17年9月期比44.9%増の35億12百万円、営業利益が57百万円(17年9月期は19百万円)、経常利益が27百万円(同18百万円)、純利益が14百万円(同7百万円)としている。

 第1四半期は赤字が拡大したが、下期に大手事業者向けSTBの出荷が本格化し、通期ベースでは大幅増収、そして各利益とも黒字予想としている。

■株価は下値固め完了感

 株価は安値圏150円近辺でモミ合う形だが、下値固め完了感を強めている。4月17日の終値は150円、時価総額は約73億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、150円近辺が下値支持線だろう。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る