ピクセラは下値固め完了感、18年9月期黒字予想
- 2018/4/18 06:53
- 株式投資ニュース
ピクセラ<6731>(東2)は、PC向けチューナーなどを主力とするコンピュータ周辺機器メーカーである。4Kテレビ対応セットトップボックス(STB)など新分野の育成も強化している。18年9月期はSTBの出荷が下期に本格化して黒字予想である。株価は下値固め完了感を強めている。
■4Kテレビ対応STBなど新分野を育成
PC向けチューナーなどを主力とするコンピュータ周辺機器メーカーである。そして4Kテレビ対応STBなど新分野の育成を強化している。
4月10日には、クラウドサーバーソリューションである家庭向けIoTサービス「Conteホームサービス」が、楽天コミュニケーションズの宿泊事業者向け民泊運営支援サービス「あんしんステイIoT」のIoTプラットフォーム部分で採用されたと発表している。
■18年9月期黒字予想
18年9月期連結業績予想は、売上高が17年9月期比44.9%増の35億12百万円、営業利益が57百万円(17年9月期は19百万円)、経常利益が27百万円(同18百万円)、純利益が14百万円(同7百万円)としている。
第1四半期は赤字が拡大したが、下期に大手事業者向けSTBの出荷が本格化し、通期ベースでは大幅増収、そして各利益とも黒字予想としている。
■株価は下値固め完了感
株価は安値圏150円近辺でモミ合う形だが、下値固め完了感を強めている。4月17日の終値は150円、時価総額は約73億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、150円近辺が下値支持線だろう。(MM)