ハウスドゥグループがGPS位置情報IoTを駆使する画期的なオートローンを開始

■若年層などの与信枠を大きく拡大、フィナンシャルドゥとGMS社が提携

 ハウスドゥ<3457>(東1)は19日の取引終了後、若年層や高齢層などの与信審査通過枠を拡大する画期的なFinTech(フィンテック)オートローン提供などの業務について、100%子会社フィナンシャルドゥとGlobal Mobility Service(グローバルモビリティサービス、東京都港区、以下GMS社)との業務提携を決議したと発表した。

 GMS社は、自動車エンジンの遠隔制御やGPS位置情報の特定を可能とするIoTデバイス「MCCS」などを開発・提供し、大株主はソフトバンクグループ<9984>(東1)のソフトバンク、住友商事<8053>(東1)、デンソー<6902>(東1)など。本装置によって、ローン返済の促進や与信管理業務の高度化を実現し、これまで利用の難しかった若年層や高齢層などの需要に応え、資金提供を行っていく。

 まずは、「MCCS」(GPS装置)付マイカーローンとして、融資金額を10万円以上200万円以内とし、融資金利は年12%固定、融資期間は6ヵ月以上7年以内とするローン商品の提供を開始する。

■「不動産×金融×IT」の融合する不動産テック企業として発展めざす

 また今後は、金融機関との「MCCS」(GPS装置)付マイカーローンに対する保証事業開始などの事業拡大を考え、MCCS付マイカーローン普及促進の支援を目指しており、「不動産×金融×IT」分野の融合を目指した不動産テック企業として更なる企業価値の向上を図っていく。

 ハウスドゥは全国の加盟契約数が500店舗を超えるネットワークを持つフランチャイズ事業を展開し、「住みながらその家を売却できる」システムのハウス・リースバック事業は2017年に問い合わせが7000件を超えるなどで話題になった。

 フィナンシャルドゥでは、「不動産担保ローン」や「リバースモーゲージ保証」を扱う不動産金融事業を行ない、ハウス・リースバック事業と共に、ストック型収益事業として、継続的な成長を図っている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る