ストリームの1月期は増収増益で黒字化、主要商品が好調

■家電、パソコン等の主要商品の売上は前年実績を上回る

 ストリーム<3071>(東マ)の15年1月期(14年2月~15年1月)連結業績は、売上高が前年同期比21.9%増の203億4400万円、営業利益が2億7900万円(前年同期△1億6300万円)、経常利益が3億円(同△1億1900万円)となった。純利益は、エックスワン子会社化に伴う負ののれん発生益6500万円を特別利益に計上するとともに、情報セキュリティ対策費及びエックスワンの事務所移転費用を特別損失として計上し、2億6000万円(同△8400万円)となり、増収増益で黒字化を達成した。

 発表によると、インターネット通販事業では、取扱アイテム数を15,483アイテム(14年1月期は11,493アイテム)に増やし、来客数が増加したことで売上高が安定した。また、主要商品の売上は前年同期比で、家電35.4%増、パソコン157.9%増、周辺機器・デジタルカメラ25.4%増と前年実績を上回る水準で推移し、売上高は187億500万円(同27.7%増)、営業利益は2億3800万円(前年同期△1億9000万円)となった。

 その他の事業では、昨年2月にストリームの連結子会社となったエックスワンがあり、同社の新たな展開として、14年11月にダイエットサプリメント「エックスエレサンテ X50ワンダースリム」を同年12月に幹細胞コスメ「エックスリュークス」を販売開始し順調に推移している。同事業での売上高は17億円、営業利益は4300万円となった。

 今期の通期見通しは、売上高は214億6500万円(前期比5.5%増)、営業利益は3億7400万円(同33.7%増)、経常利益は3億7000万円(同23.0%増)、純利益は2億9800万円(同14.5%増)と増収増益を見込んでいる。

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