リファインバースは戻り歩調、18年6月期予想を減額修正したが悪材料出尽くし

株式市場 銘柄

 リファインバース<6531>(東マ)は、首都圏で再生樹脂製造販売事業と産業廃棄物処理事業を展開している。4月20日に18年6月期連結業績予想を減額修正したが、株価は悪材料出尽くしとして戻り歩調だ。

■産業廃棄物処理と再生樹脂製造販売を展開

 首都圏で再生樹脂製造販売事業と産業廃棄物処理事業を展開している。カーペットタイルの再資源化に強みを持ち、使用済みカーペットタイルの回収ネットワークを関西・東海エリアに拡大している。

■18年6月期は減額修正して大幅減益予想

 18年6月期の連結業績予想は4月20日に減額修正し、売上高が17年6月期比8.6%増の24億91百万円、営業利益が60.7%減の1億10百万円、経常利益が62・1%減の1億円、純利益が56.5%減の1億37百万円とした。増収増益予想から一転して、増収ながら大幅減益予想となった。

 17年設立したリファインバース イノベーションセンター(千葉県富津市)新工場において初期設備不具合が発生し、その解消に想定以上の時間を要した。生産量の減少や設備改修費用の発生で、再生樹脂製造販売事業の収益が大幅に悪化した。

 なお18年2月に実施した設備改修工事によって不具合が解消し、新工場の安定稼働で業績は回復傾向としている。18年3月度速報値では、再生樹脂製造販売事業のカーペットタイル回収量、産業廃棄物処理事業の受注件数、新規事業の製鋼副資材の生産・出荷数量は過去最高を記録したとしている。

■株価は悪材料出尽くしで戻り歩調

 株価は2400円近辺で下値固め完了して戻り歩調だ。18年6月期連結業績予想の減額修正にも悪材料出尽くしの反応だ。4月24日の終値は2819円、今期予想連結PERは約62倍、時価総額は約85億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を突破した。出直りを期待したい。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る