BEENOSは戻り歩調、越境EC事業が牽引して収益拡大期待
- 2018/4/26 06:44
- 株式投資ニュース
BEENOS<3328>(東1)は越境EC事業を中核事業としている。18年9月期連結業績予想は非開示だが、越境EC事業が牽引して収益拡大が期待される。株価は2月安値圏から切り返して戻り歩調だ。
■越境EC事業が中核
14年10月旧ネットプライスドットコムが現BEENOSに商号変更し、越境EC事業を中核事業と位置付けた。
子会社デファクトスタンダード<3545>はインターネット上でブランド品など中古品の買取・販売を展開、子会社BeeCruise(17年10月設立)は新規事業開発に特化したインキュベーション事業を展開している。一方で17年12月には、非中核事業のBtoCオンラインショッピング事業を行うネットプライスの全株式をオークファン<3674>に譲渡し、連結から除外した。
■18年9月期収益拡大期待
18年9月期連結業績予想は非開示としている。第1四半期は売上高が前年同期比8.0%増の53億65百万円、営業利益が7.3%増の94百万円、経常利益が持分法投資利益や投資事業組合運用益も寄与して78.7%増の1億37百万円、純利益が関係会社株式売却益も寄与して37百万円(前年同期は89百万円の赤字)だった。流通総額は13.3%増の118億68百万円となり、過去最高だった。通期ベースでも中核事業の越境EC事業が牽引して収益拡大が期待される。
■株価は戻り歩調
株価は2月安値1395円から切り返して戻り歩調だ。4月24日には2025円まで上伸した。4月25日の終値は1849円、時価総額は約228億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。戻りを試す展開が期待される。(MM)