グローバル・リンク・マネジメントは18年12月期大幅増収増益・増配予想

株式市場 銘柄

 グローバル・リンク・マネジメント<3486>(東マ)は、自社ブランド投資用マンションの企画・開発・販売を展開している。18年12月期大幅増収増益・増配予想である。株価は1月高値から反落したが、17年12月IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■自社ブランド投資用マンション企画・開発・販売を展開

 17年12月東証マザーズに新規上場した。自社ブランド投資用マンション「ARTESSIMO(アルテシモ)」シリーズを企画・開発・販売する不動産ソリューション事業、および賃貸管理のプロパティマネジメント事業を展開している。東京23区内中心に、収益性の高い駅近に立地する投資用コンパクトマンションが特徴である。

■18年12月期大幅増収増益・増配予想

 18年12月期連結業績予想は、売上高が17年12月期比38.6%増の238億円、営業利益が21.7%増の13億50百万円、経常利益が19.0%増の13億円、純利益が14.8%増の8億円としている。

 販売戸数は過去最高の700戸の計画(17年12月期実績は489戸)である。仕入原価の上昇、商品ミックスの悪化、人件費の増加などを保守的に織り込んでいる。なお配当予想は5円増配の年間50円(期末一括)としている。
 
 18年3月には、海外投資家向け販売第1号案件の物件引き渡しが完了(台湾の富裕層投資家向け)し、第1四半期に売上計上したと発表している。売却額は約10億円である。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価は1月高値1万1260円から反落し、7000円~8000円近辺でモミ合う展開だ。17年12月安値4920円まで下押す動きは見られない。IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。4月25日の終値は7430円、今期予想連結PERは約17倍、時価総額は約137億円である。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る