オープンハウスは高値圏で日柄調整完了感、18年9月期大幅増収増益・増配予想
- 2018/4/27 06:38
- 株式投資ニュース
オープンハウス<3288>(東1)は、戸建住宅販売を主力とする不動産デベロッパーである。18年9月期大幅増収増益・増配予想である。株価は高値圏で日柄調整完了感を強めている。
■狭小地の戸建住宅に強みを持つ不動産デベロッパー
戸建住宅販売を主力とする不動産デベロッパーである。首都圏を地盤として、狭小地の戸建住宅に強みを持つ。不動産仲介事業、建築請負事業、マンション事業、収益不動産事業も展開している。
■18年9月期大幅増収増益・増配予想
18年9月期連結業績予想は、売上高が17年9月期比24.7%増の3800億円、営業利益が18.8%増の447億円、経常利益が20.4%増の435億円、純利益が21.0%増の300億円としている。6期連続過去最高更新の予想だ。
第1四半期は、売上高が前年同期比9.0%増の764億61百万円、営業利益が11.3%増の96億33百万円、経常利益が7.0%増の93億91百万円、純利益が13.6%増の65億17百万円だった。
第1四半期として過去最高だった。マンション事業が2.9倍増収、収益不動産事業が18.5%増収となり、米国不動産販売も伸長した。戸建関連事業(不動産仲介および建築請負を含む)事業は引き渡し物件が一時的に減少して5.9%減収だったが、ほぼ計画水準としている。
通期ベースでも好業績が期待される。配当予想は27円増配の年間92円(第2四半期末46円、期末46円)としている。予想配当性向は17.1%である。
■株価は高値圏で日柄調整完了感
株価は高値圏6000円近辺で推移している。そして1月29日高値6970円後の日柄調整完了感を強めている。4月26日の終値は6030円、今期予想連結PERは約11倍、時価総額は約3466億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線が接近した。日柄調整完了して上値を試す展開が期待される。(MM)