メディシノバ・インクは自律調整一巡感
- 2018/4/27 06:27
- 株式投資ニュース
メディシノバ・インク<4875>(JQ)は医療用医薬品のライセンス導入・導出・開発を行っている。株価は07年来となる3月高値から反落したが、自律調整一巡感を強めている。
■米国に本社を置く医薬品開発企業
米国に本社を置く医薬品開発企業である。主に日本の製薬会社から画期的な新薬となる可能性を持つ医薬品候補をライセンス導入し、市場規模の大きい欧米をターゲットに医薬品の開発を目指す。
ライセンス導入した医薬品の臨床試験を実施し、付加価値向上を図ったうえで、他の製薬会社へのライセンス導出や、収益性の高い自社販売を目指す。研究や製造の機能を持たず開発に特化しているため、莫大な先行投資のリスクが軽減される。グローバル製薬会社を目指している。
開発パイプラインには、進行型多発性硬化症やALS(筋萎縮性側索硬化症)などを適応症とする神経系疾患治療薬MN-166、線維化を伴うNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)と特発性肺線維症を適応症とする線維症疾患治療薬MN-001、気管支喘息急性発作治療薬MN-221、固形がん治療のためのチューブリン結合物質MN-029がある。
■株価は自律調整一巡感
株価は07年来となる3月高値1496円から反落したが、1200円近辺で自律調整一巡感を強めている。4月26日の終値は1220円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。(MM)