【株式市場】日経平均は朝168円高だがファナックが足を引っ張り値を消して推移

株式

◆日経平均は2万2413円85銭(94円24銭安)、TOPIXは1774.58ポイント(2.45ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億111万株

チャート13 27日(金)前場の東京株式市場は、NYダウの大幅続伸や円相場の1ドル109円台などが好感された半面、ゴールデンウイーク(GW)前日で、北朝鮮を巡る南北会談の推移を見極めたいとの声があり、日経平均は取引開始直後の168円67銭高(2万2488円28銭)を上値に一進一退となった。寄与度・影響度の大きいファナック<6954>(東1)が決算発表を受けて下げ、前引けで日経平均の足を約80円引っ張った結果、日経平均は94円24銭高(2万2413円85銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均とも軟調。

 キッコーマン<2801>(東1)が3月決算や今期見通しを好感されて上場来の高値に進み、サイバーエージェント<4751>(東1)はゲーム開発子会社と任天堂<7974>(東1)との資本業務提携や大幅増益決算を材料にストップ高。上場3日目のアイペット損害保険<7323>(東マ)は初めて反発。トレイダーズホールディングス<8704>(東1)は仮想通貨事業の業務改善後に期待する様子があり急反発。

 東証1部の出来高概算は9億111万株。売買代金は1兆5707億円。1部上場2083銘柄のうち、値上がり銘柄数は900銘柄、値下がり銘柄数は1093銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、情報・通信、石油・石炭、不動産、医薬品、陸運、その他製品、ガラス・土石、その他金融、小売り、などとなった。(HC)

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