ソフトバンクグループは切り返し199円高、米スプリント社合併を徐々に好感

株式市場 銘柄

■「有利子負債を一気に減らせる」と伝えられ見直される

 ソフトバンクグループ<9984>(東1)は5月1日、取引開始後の8381円(120円安)を下値に切り返し、9時30分にかけては8700円(199円高)と出直りを強めている。4月30日付で、米国の携帯端末・移動通信事業の子会社スプリント社(Sprint Corporation、18年4月25日現在83.02%保有)と、同業の米Tモバイル社(T-Mobile US, Inc.)との合併を発表し(本紙http://kabu-ir.com/article/459096000.htmlなど)、連結子会社ではなくなるが、「懸案の有利子負債と利払い費を一気に減らせる」(日本経済新聞5月1日付朝刊より)などと伝えられ、注目が集まっている。

 スプリント社の有利子負債は、ソフトバンクグループ全体の有利子負の3割近くを占めているもよう。スプリント社とTモバイル社の合併比率は、Tモバイル社の株式1株につきスプリント社の株式9.75株)。統合新会社の社名は「T-MobileUS,Inc.」。持ち株比率はドイツテレコム41・7%、ソフトバンク27・4%。ソフトバンクグループの持ち分適用会社になる。合計の契約者数ではライゾン・コミュニケーションズ、AT&Tに続き全米3位になる。(HC)

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