グリーは初の通期見通し発表が好感され戻り高値を更新

株式市場 銘柄

■売上高を前期比19%増、営業利益は同25%増などとし注目が再燃

グリー<3632>(東1)は5月1日、大きく出直って始まり、取引開始後に8%高の655円(50円高)まで上げて戻り高値を更新した。27日の取引終了後に第3四半期の連結決算(2017年7月~18年3月累計)を発表し、初めて6月通期の連結業績見通しを開示。売上高を前期比18.6%増の775億円、営業利益は同25.0%増の100億円などとし、注目が再燃している。

 同社の業績見通し開示方式は、四半期ごとに次の四半期の予想数字(累計)を出す方式。このため、今6月期の見通しは今回、初めて発表した。今6月期の連結純利益の見通しは同42.2%減の70.0億円としたが、これは、前期に子会社売却などによる特別利益などがあった反動のため、株価には織り込まれているようだ。

 出来高が急増し、60日移動平均を超えてきたため、テクニカル的には700円前後まで出直る余地が出てきたとの見方がある。第2四半期決算を発表する前の水準になる。(HC)

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