インテリジェント ウェイブは来期収益のV字回復など期待され戻り高値を更新

株式市場 銘柄

■第3四半期は増収減益だったが受注残は高水準でAI新製品なども注目される

 インテリジェント ウェイブ<4847>(JQS)は9日の後場一段高となり、14時30分過ぎに8%高の622円(45円高)まで上げ、戻り高値を更新した。8日に第3四半期決算(2017年7月~18年3月・累計)を発表し、2ケタ増収・2ケタ減益となったが、カード系の開発などが好調に増加した。受注残高が高水準なこともあり、来期・19年6月期の業績はV字急回復に転換するとの見方が出ている。

 3四半期累計期間の営業利益は前年同期比29.8%減少して3億6600万円となり、純利益も同じく41.3%減の2億3800万円となったが、主因は「第3四半期に売上を計上する予定であった大型の開発案件が不採算化する見込みとなったため」(決算短信より)。

 一方で、売上高は金融システムソリューション事業の大型開発案件などにより同29.3%増加し78億2800万円となった。また、四半期ごとの受注残高は46億円台となり、過去最高水準だった17年第3四半期の47.6億円、18年第1四半期の53.1億円に迫る水準に達した。また、AI(人工知能)を活⽤したデジタルサイネージ(⼤⽇本印刷株式会社と共同開発)などの新事業も拡大する見込み。このため、株価は来期以降を展望する展開になったようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る