アールシーコアの18年3月期は過去最高の売上高となったが、販促費・人件費の増加により減益で着地

 アールシーコア<7837>(JQS)は、自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を、国内直販部門、連結子会社BESSパートナーズ(BP)社、および国内販社で展開している。

 18年3月期は、売上順調に推移したことから過去最高の売上高となったが、販促費・人件費の増加により減益となった。

 その結果、18年3月期連結業績は、売上高134億79百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益4億45百万円(同33.2%減)、経常利益4億55百万円(同33.0%減)、純利益3億64百万円(同4.9%減)であった。

 しかし、配当については、48円(第2四半期末24円、期末24円)と1円の増配を実施。


 今期19年3月期は、市場の低金利が続いているものの、19年10月に実施が見込まれる10%への消費税率引き上げなど、外部環境 は楽観できるものではないとしている。一方、堅調な集客状況などから、これまで同社が手掛けてきた「感性マーケティング」が奏功し、「BESSブランド」が確実に浸透してきているという手応えを感じている。

 そのような状況の中で、19年3月期の連結業績予想は、売上高160億円(前期比18.7%増)、営業利益6億円(同34.7%増)、経常利益5億40百万円(同18.6%増)、純利益3億80百万円(同4.4%増)と増収増益を見込む。

 配当については、第2四半期末、期末共に25円の年間50円と2円の増配を予想している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る