ハウスドゥは6月末現在の株主の保有する普通株を1株につき2株に分割

株式市場 銘柄

■新たな投資家層の参加が増えるケースが多く「初押し買い」に注目

 ハウスドゥ<3457>(東1)は14日の取引終了後、株式2分割とこれにともなう株主優待の変更を発表し、6月30日を基準日として、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有する当社普通株式を1株につき2株の割合をもって分割すると発表した。6月30日は株主名簿管理人の休業日につき、実質的な基準日は6月29日・金曜日になる。

 この株式2分割にともない、株主優待として保有株数に応じて贈呈するポイント数を300~499株の株数帯以上のゾーンについては現行の2分の1に変更するとしたが、最小の株数帯(100~299株)については現行の約3分の2とし、実質的にポイントを増額するとした。

 同社の株価は、最高益を更新する見込みの好決算などを背景に、前週末の5月11日には6180円の上場来高値をつけ、4月末の4010円から5割高の2170円高となった。週明け14日は5540円(480円安)と反落したが、分割という株価材料に対して絶好の押し目を提供する形になった。株式分割後は投資金額が低下するため、新たな投資家層の参加が増えるケースが多く見込まれ、好業績などに再び注目する相場が再燃する可能性がある。また、経験則的には、「初押し(急伸相場が始まって初めての反落)は買い」というジンクスがあり、絶好の買い場になることが少なくないとされる。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る