ケンコーマヨネーズの18年3月期は、厚焼き卵や和惣菜の売上が大きく伸びたこと等から最高益更新を達成

■サラダ・総菜類、タマゴ加工品、マヨネーズ・ドレッシング類共に堅調

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)の18年3月期は、厚焼き卵や和惣菜の売上がコンビニエンスストア向けを中心に大きく伸びたこと等から最高益更新を達成した。

 18年3月期連結業績は、売上高727億59百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益41億73百万円(同4.7%増)、経常利益41億49百万円(同3.3%増)、純利益28億77百万円(同0.4%増)であった。

 セグメント別の業績は、調味料・加工食品事業については、サラダ・総菜類、タマゴ加工品、マヨネーズ・ドレッシング類共に堅調であったことから、売上高601億39百万円(同2.8%増)、セグメント利益34億円(同12.8%増)と増収2ケタ増益であった。

 総菜関連事業では、食品スーパー向けにシーフード(イカ、カニ、明太子他)を使用した商品やパスタにハムや明太子等をトッピングした商品が新規採用された。また、菜の花を使用した商品や季節のイベント商品も売上高増加に寄与した。その結果、売上高113億27百万円(同2.4%増)、セグメント利益8億11百万円(同20.7%減)と増収ながら2ケタの減益となった。

 今期については、新生産拠点としてダイエットクック白老(18年4月稼働)をはじめ、関東ダイエットクックや同社工場である西日本工場及び静岡富士山工場について19年3月期の全拠点稼働に向けて取組んでいることから、更なる生産体制の拡充が見込まれる。

 その結果、19年3月期連結業績予想は、売上高770億円(前期比5.8%増)、営業利益41億円(同1.8%減)、経常利益41億50百万円(同0.0%増)、純利益28億80百万円(同0.1%増)を見込んでいる。

 生産体制の拡充のため、先行費用が発生することもあり、今期の最終利益は微増と見ている。

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