日本リビング保証は底打ち感、住宅総合アフターサービス企業
- 2018/5/24 06:35
- 株式投資ニュース
日本リビング保証<7320>(東マ)は、住宅設備保証サービスや検査補修サービスなどを展開する住宅総合アフターサービス企業である。18年6月期は増額修正して大幅増収増益予想である。株価はIPO人気一巡後の落ち着きどころを探る段階だが、安値圏から反発して底打ち感を強めている。
■住宅総合アフターサービス企業
18年3月東証マザーズに新規上場した。住宅総合アフターサービス企業として、おうちのトータルメンテナンス事業(住宅設備保証サービス、検査補修サービス)、およびBPO事業(太陽光発電機器などの住宅設備機器メーカーが購入者に提供する延長保証サービス運営のサポート業務)を展開している。
■18年6月期増収増益予想
18年6月期の連結業績予想は5月14日に増額修正し、売上高が17年6月期比23.1%増の12億70百万円、営業利益が2.1倍の1億44百万円、経常利益が83.7%増の1億41百万円、純利益が25.1%増の1億12百万円としている。
再生エネルギー固定価格買取制度の認定遅れなどを勘案し、BPO事業を保守的に予想していたが、取引先である住宅設備メーカーの出荷状況が堅調なため、売上高、利益とも増額修正した。
なお第3四半期累計は、売上高が9億11百万円、営業利益が1億10百万円、経常利益が1億06百万円、純利益が80百万円だった。おうちのトータルメンテナンス事業の受注件数が堅調に推移し、BPO事業における太陽光発電機器メーカーから受注した大口案件も寄与した。通期ベースでも好業績が期待される。
■株価は底打ち感
株価はIPO人気一巡後の落ち着きどころを探る段階だが、安値圏2900円近辺から反発して底打ち感を強めている。5月22日には3795円まで上伸した。5月23日の終値は3600円、今期予想連結PERは約46倍、時価総額は約57億円である。(MM)