シノケングループは高値圏、18年12月期増収増益・増配予想、7月1日付で株式2分割予定
- 2018/5/24 06:32
- 株式投資ニュース
シノケングループ<8909>(JQ)は、アパート・マンション販売の不動産販売事業を主力としている。18年12月期増収増益・増配予想で、第1四半期の進捗は順調だった。なお18年7月1日付で株式2分割を予定している。株価は上場来高値圏だ。
■アパート・マンション販売の不動産販売事業が主力
アパート・マンション販売の不動産販売事業を主力として、不動産管理関連事業、ゼネコン事業、エネルギー事業、介護事業、その他事業も展開している。
18年3月には国内初の本格的な機関投資家向けアパートファンド「HTT-1号ファンド」を組成して不動産ファンド事業に進出した。また民泊運営事業のビーコンSTAY社と資本業務提携した。18年4月には民泊対応型アパート第2号案件の開発に着手した。18年12月期中に20棟の新物件開発を目指すとしている。
■18年12月期増収増益・連続増配予想
18年12月期連結業績予想は売上高が17年12月期比13.3%増の1200億円、営業利益が4.5%増の135億円、経常利益が8.2%増の132億円、純利益が8.4%増の92億円としている。
第1四半期は売上高が前年同期比15.1%増の312億25百万円、営業利益が4.9%減の37億42百万円、経常利益が8.2%減の33億42百万円、純利益が6.6%減の22億55百万円だった。前年同期の異例な土地のみ分譲取引の反動で減益だが、不動産販売事業のアパート・マンション引き渡しが順調だった。通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高26.0%、営業利益27.7%、経常利益25.0%、純利益24.5%と順調である。通期でも好業績が期待される。
なお配当予想は第2四半期末30円、期末15円としている。18年7月1日付の株式2分割後に換算すると年間30円となり、17年12月期換算後の27円50銭に対して2円50銭増配となる。さらに経常利益が計画を10%以上上回った場合には特別配当を実施する予定だ。
■株価は高値圏
株価は上場来高値圏だ。5月23日に3615円まで上伸して4月5日の上場来高値3645円に接近している。5月23日の終値は3590円、今期予想連結PER(7月1日付株式2分割前)は約7倍、時価総額は約653億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。上値を試す展開が期待される。(MM)