イワキが値上がり率1位、業績見通しの大幅な増額修正を好感

株式市場 銘柄

■薬価改定によるマイナス影響への懸念を吹き飛ばす

 イワキ<8095>(東1)は28日、急伸し、10時にかけて12%高の454円(48円高)前後で推移し、東証1部の値上がり率ランキング1位に躍り出ている。25時の取引終了後に業績見通しの増額修正を発表し、薬価改定によるマイナス影響への懸念が吹き飛ばされる形になった。

 医薬品や医薬品原料、化学品などの製造開発を行い、第2四半期の業績見通し(2017年12月~18年5月・連結)は、営業利益を従来予想比60%増額し、純利益は同じく87%増額した。基礎的医薬品の認定による収益のプラス効果など、医療用医薬品が伸長したほか、特に利益面で子会社・岩城製薬株式会社における高薬価品の製造量増加、自社原料販売の増加や、電子・機能性材料(有機EL素材)販売の拡大などが寄与した。11月通期の見通しは営業利益を同14%増額し、純利益は同24%増額した。市場関係者の間では、通期の見通しについて再び増額する余地などが注目されている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る