ココカラファインは高値圏、19年3月期も増収増益・増配予想

株式市場 銘柄

 ココカラファイン<3098>(東1)は、ドラッグストア・調剤薬局の大手チェーンである。18年9月期も新規出店などで大幅増収増益・増配予想である。株価は高値圏だ。上値を試す展開が期待される。

■ドラッグストアの大手チェーン

 ドラッグストア・調剤薬局の大手チェーンである。08年に関東のセイジョーと関西のセガミメディクスが経営統合し、M&Aも活用して店舗網を拡大している。18年3月期末の店舗数は17年3月期末比18店舗増加の1322店舗となった。調剤取扱店舗数は22店舗増加の271店舗である。

■19年3月期も増収増益・増配予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.4%増の4120億円、営業利益が7.2%増の147億円、経常利益が6.1%増の170億円、純利益が16.9%増の106億円としている。配当予想は3円増配の年間76円(第2四半期末38円、期末38円)としている。

 薬価・診療報酬改定の影響があるが、新規出店、既存店活性化、サービス高度化、生産性向上などで増収増益予想としている。店舗展開は新規出店66店舗(うち調剤取扱店舗33店舗)、退店25店舗で、期末店舗数は1363店舗の計画である。

■株価は高値圏

 株価は高値更新の展開で5月18日の9020円まで上伸した。その後は一旦反落したが自律調整の範囲だろう。5月29日の終値は8390円、今期予想連結PERは約19倍、時価総額は約2137億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。上値を試す展開が期待される。

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