ロコンドは調整一巡感、19年2月期は積極的な広告宣伝投資で赤字予想
- 2018/5/30 08:27
- 株式投資ニュース
ロコンド<3558>(東マ)は、靴とファッションの通販サイト「ロコンド」運営を主力としている。19年2月期は大幅増収だが、積極的な広告宣伝投資で利益は赤字予想としている。株価は調整一巡感を強めている。
■靴とファッションの通販サイト運営が主力
靴とファッションの通販サイト「ロコンド」運営を軸とする自社ブランドのECサービスを主力に、ECサービスで構築したIT・物流インフラ等を共有・活用するプラットフォームサービスを展開している。
18年4月にはラオックス<8202>と共同で、L Capital TOKYOを通じて、ギフト用品卸売大手のシャディの株式100%取得が完了した。
■19年2月期は積極的な広告宣伝投資で赤字予想
19年2月期連結業績予想は、売上高が18年2月期比51.1%増の60億円、営業利益が10億円の赤字(18年2月期は3億26百万円の黒字、経常利益が9億円の赤字(同3億12百万円の黒字)、純利益が9億04百万円の赤字(同1億75百万円の黒字)としている。
ECサービスにおける積極的な広告宣伝効果、ラオックスグループとの業務提携効果、マガシークとの相互出店効果、プラットフォームサービスにおけるサービス強化などで大幅増収予想である。利益面ではTVCMなど積極的な広告宣伝投資を19年2月期で回収することを想定せず、赤字予想としている。
■株価は調整一巡感
株価は戻り高値圏1500円近辺から反落したが、4月17日の直近安値894円から切り返して調整一巡感を強めている。5月29日の終値は1109円、時価総額は約121億円である。