【株式市場】全般は大幅続落だが日経平均は大引けにかけ2万2000円を回復

株式

◆日経平均の終値は2万2018円52銭(339円91銭安)、TOPIXは1736.13ポイント(25.72ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億9261万株

チャート14 30日後場の東京株式市場は、株価指数の先物に買い戻しの動きがあるとされ、日経平均が前場2万2000円を割り込んだことで、ひとまず大台という下値メドに達したとの見方もあり、日経平均は前場の安値(426円78銭安の2万1931円65銭)を割らずに一進一退となった。第一生命ホールディングス<8750>(東1)など、金融・保険株の一角の回復が目立った。円相場も昼前の水準からは円安基調になり、日経平均は大引けでは2万2000円台を維持した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 後場は、婚活サイトなどのIBJ<6071>(東1)が事業買収などを材料に反発幅を広げ、海外情勢の影響の小さい銘柄を買う雰囲気が強まった。グローバルウェイ<3936>(東マ)はタイムチケット事業をグローバル展開するスイス子会社設立の発表などが注目されて急伸。ジャストプランニング<4287>(JQS)は飲食店内をIoT化し注文や会計を迅速化するシステムなどが材料視されて高値を更新。

 東証1部の出来高概算は15億9261万株(前引けは8億560万株)。売買代金は2兆7783億円(同1兆3210億円)。1部上場2084銘柄のうち、値上がり銘柄数は292(同239)銘柄、値下がり銘柄数は1760(同1791)銘柄。また、東証33業種別指数で値上がりした業種は任天堂<7974>(東1)の存在感が大きい「その他製品」1業種にとどまった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る