東京センチュリーは高値圏、19年3月期は10期連続の経常最高益更新予想
- 2018/5/31 08:34
- 株式投資ニュース
東京センチュリー<8439>(東1)は大手リース会社である。国内リース事業分野を主力として、国内オート事業分野、金融サービスのスペシャリティ事業分野、国際事業分野に展開している。積極的な事業展開で19年3月期は10期連続の経常最高益更新予想である。そして連続増配予想である。株価は高値圏だ。
■国内リース事業分野を主力に積極的な事業展開
みずほ系の大手リース会社である。情報通信機器を中心とする国内リース事業分野を主力として、オートリース・レンタカーなどの国内オート事業分野、船舶・航空機・環境・エネルギー・不動産・ストラクチャードファイナンスなどを対象とする金融サービスのスペシャリティ事業分野、海外優良企業・金融機関をパートナーとする国際事業分野に展開している。
18年5月には安川電機グループとの医療・福祉機器販売における業務提携、東京ガスおよび九電工との3社共同での再生可能エネルギー発電事業の取得・開発・運営等に関する基本合意書締結、インドネシアの大手財閥リッポー・グループの銀行NOBUの株式約5%取得を発表している。
■19年3月期増収増益・増配予想
19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比3.7%増の1兆500億円、営業利益が3.1%増の760億円、経常利益が5.0%増の830億円、純利益が0.3%増の515億円としている。配当予想は8円増配の年間122円としている。積極的な事業展開で10期連続の経常最高益更新予想である。そして連続増配予想である。
■株価は高値圏
株価は高値更新の展開で5月14日に7500円まで上伸した。その後は一旦反落したが自律調整の範囲だろう。5月30日の終値は6760円、今期予想連結PERは約14倍、時価総額は約7208億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。