【新規上場(IPO)銘柄】ナレッジスイートは株式会社フジソフトサービスを子会社化、1800円割れの下値圏に届き値ごろ感

株式市場 IPO 鐘

 ナレッジスイート<3999>(東マ)は、昨年12月18日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は「企業内に眠るビッグデータを可視化させ、生涯その企業において知識の変化に対応しノウハウの共有を目的とした脳の記憶補助装置」を開発することを企業ビジョンとし、企業内の社員が持つ知識や経験を共有、営業活動における生産性向上、働き方改革を推進するクラウドサービスの開発・販売を行っている。

 5月22日に株式会社フジソフトサービスの株式を取得し、子会社化すると発表した。株式会社フジソフトサービスは、創業以来汎用系、オープン系問わず多数のシステム開発の実績を基盤に、高いIT技術力を有するシステムエンジニアリングサービスを提供しているが、ナレッジスイートが長年培ってきたクラウドインテグレーションノウハウをベースにした先端技術者の育成、及び市場ニーズに即した先端技術力、研究開発体制を共有していくことで、同社グループのクラウドインテグレーション分野おける教育体制、およびこれまで以上にニーズの高い先端エンジニア提供による事業領域の拡大を見込む。


 今18年9月期第2四半期業績実績は、売上高4億3000万円、営業利益8700万円、経常利益80000万円、純利益6300万円に着地。クラウドサービス需要増の影響により、新規顧客獲得が好調。業容拡大に向け、人材採用、広告宣伝の先行投資を実施。ストック型ビジネスのため、下半期に売上・利益が積みあがっていく見通しだが、四半期純利益はソフトウエアの減損処理を実行したため計画を下回った。

 今18年9月期業績予想は、売上高8億8500万円(前期12.0%増)、営業利益1億7200万円(同11.2%増)、経常利益1億7100万円(同13.7%増)、純利益1億5600万円(同5.9%増)を見込むが、フジソフトサービス子会社化による業績寄与は判明次第公表する予定。

 株価は、昨年12月19日高値2550円から2月6日安値1625円まで調整を挟んで2月28日高値1995円と上昇、3月16日高値2025円、5月7日に分割後高値1986円と買い直された後、5月30日安値1793円下げている。フジソフトサービスの子会社化による業績への貢献が見込まれており、通期業績予想の上振れが視野に入る。1800円割れの下値圏に届いたことで値ごろ感はあり、日柄調整が進めば上値を試す展開が期待されることから、ここから押し目買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

最新記事

カテゴリー別記事情報

     

    ピックアップ記事

    1. 東証アローズ 東京証券取引所
       「巣ごもり投資家」は、防疫関連株から巣ごもり消費関連株、テレワーク関連株、新規株式公開株まで幅広く…
    2. 東京証券取引所
       DX革命では、米国と異なり巨大IT企業が存在しない日本企業の周回遅れを挽回するため、データとデジタ…
    3. 風邪 かぜ インフルエンザ マスク
      当特集は、大型連休明け後に「AC(コロナ後、After Corona)」にアクセルを踏むためのキー・…
    2021年5月
    « 4月    
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    31  
    IRインタビュー 一覧

    テンポイノベーション・原康雄社長 アルコニックスの竹井正人社長 JPホールディングス・古川浩一郎社長に聞く Eストアーの石村賢一社長に聞く アイビーシーの加藤裕之社長に聞く ピクスタの古俣大介社長に聞く メディカル・データ・ビジョンの岩崎博之社長に聞く イワキの岩城慶太郎副社長に聞く ヨコレイの西山敏彦社長に展望を聞く 平山の平山善一社長に近況と展望を聞く アンジェス MGの山田 英社長に聞く CRI・ミドルウェアの押見正雄社長に聞く 京写の児嶋一登社長に聞く

    アーカイブ

    「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
    また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
    ページ上部へ戻る