【新規上場(IPO)銘柄】コンヴァノは大都市圏を中心に出店エリアを拡大、上げ一服で好押し目形成へ

株式市場 IPO 鐘

 コンヴァノ<6574>(東マ)は、4月11日に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。同社グループは、2007年創業以来、『新しい価値の創造と機会の拡大』というミッションのもと、既成概念にとらわれない革新的なネイルサービスを通して、沢山の顧客に従来にない付加価値を提供している。同社グループは、同社及び連結子会社1社で構成されている。同社グループは、ネイルサービスを事業の主力としながらも、各地に出店しているネイルサロンをメディア化するという方向性のもと、「ネイル事業」と「メディア事業」を展開している。

 「今日ネイルがしたい!」「会社帰りに行きたい」という顧客のニーズに対応し、利用しやすい主要駅の近くや地域密着型のショッピングセンターなど、より便利な場所に積極的に出店を進めている。高品質でバラエティ豊かなジェルネイルを毎月通えるお手ごろ価格で提供。「デザインFit検索」で豊富なデザインからすぐにネット予約ができる。忙しい顧客のためのスピーディなネイル。いつでもリーズナブル、わかりやすい7プライス。選べるネイルデザイン30万通り。原材料へのこだわりをもって研究開発している。ネイルサロン「FASTNAIL(ファストネイル)」は首都圏・東海・関西に47店舗(2018年3月現在)展開しているが、52店舗(19年3月末)、57店舗(20年3月末)にする計画。


 前18年3月期業績予想は、売上高20億0900万円(前の期比12.4%増)、営業利益1億4400万円(同33.3%増)、経常利益1億3800万円(同36.4%増)、純利益9100万円(同42.9%増)に着地。

 今19年3月期業績予想は、売上高23億3000万円(前期比16.0%増)、営業利益2億3000万円(同59.7%増)、経常利益2億2000万円(同59.2%増)、純利益1億4000万円(同54.6%増)を見込む。

 株価は、上場初日の4月11日につけた上場来高値2589円から5月1日の上場来安値1321円まで調整を挟んで6月6日高値2377円と上昇している。ネイルサービス市場はゆるやかながら堅調に拡大している中、前期業績は計画を若干上回り好調だったほか、今期は大都市圏を中心に出店エリアを拡大、特に、商業施設型の出店を一層加速する方針で、成長が続く見通し。8月中旬に予定される第1四半期決算の発表で、業績が順調に推移していることが確認されれば、さらに上値を伸ばす余地は出てくる。目先高値目前で上げ一服となれば、好押し目形成となりそうだ。(株式評論家・信濃川)

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