【引け後のリリース】資生堂の「化粧療法プログラム」健康寿命の延伸に効果
- 2015/3/18 17:31
- 今日のマーケット
■経産省の成果報告会で20日、25日に検証結果を発表
資生堂<4911>(東1)は18日付で「健康寿命延伸に「化粧サービス」(化粧療法プログラム)の有効性を確認」と発表し、同社が独自に開発した「化粧サービス」(化粧療法プログラム)が、超高齢社会において重要な課題となっている健康寿命の延伸に有効性を発揮することを確認したとした。
「化粧療法プログラム」は、2013年7月から「資生堂ライフクオリティー事業」を通じて、様々な対象者(高齢者、視覚障がい者、がん患者等)の QOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)の維持・向上を目的に展開。検証結果は、経済産業省主催の成果報告会「ヘルスケア産業の最前線 2015」(3月20日大阪、25日東京)で、同社をはじめとする15団体の検証結果として発表する予定だ。
今回のプロジェクトとは異なるが、同社は以前から抗がん剤の副作用のある患者や交通事故による外科的障害のある患者などを対象とする化粧法などの研究開発に取り組んでおり、実際にメイクを行った経験のあるという広報関係者が以前、「あれほど喜んでいただいたことはなかった」と話したことがある。
株価は今年1月初から上場基調を強め、3月17日に2293.0円まで上げて2008年以来、約7年ぶりの高値に進んだ。同社の化粧療法プログラムは今後、「健康長寿医療」の重要な分野として、株式市場でも注目される可能性がある。