フジッコは「小鉢」増産など材料視され昨年来の高値に迫る

株式市場 銘柄

■連結純利益など連続最高の見込みで評価不足の見方も

 フジッコ<2908>(東1)は12日、出直りを強めて始まり、取引開始後に2814円(93円高)まで上げて5月16日につけた昨年来の高値2816円に迫っている。2018年3月期の連結純利益が2期ぶりに最高を更新し、今期も4%の増加を見込むなど業績好調。「食べきりサイズに小分けした総菜「おばんざい小鉢」シリーズを増産する」(日経産業新聞6月4日付)などと伝えられ、一段の飛躍を期待する様子がある。

 「約10億円を投じて生産設備を1.5倍に増強し、売り上げを2018年3月期の12億円から19年3月期には20億円程度に引き上げる考えだ」(同)と伝えられた。今期の予想1株利益は140円41銭。株価はPER20.1倍になり、最高益基調が続く銘柄としては評価不足との見方もある。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る