【株式市場】日銀の金融政策会合を受け金融株は重いが日経平均は堅調で反発

株式

◆日経平均の終値は2万2851円75銭(113円14銭高)、TOPIXは1789.04ポイント(5.15ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億8394万株

チャート13 15日後場の東京株式市場は、正午頃に日銀の金融政策決定会合(14~15日)の結果が伝えられ、マイナス金利を含めて異次元の緩和を継続とされたため、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などの大手銀行株が取引開始後一段軟化。前引けにかけて持ち直していた第一生命ホールディングス<8750>(東1)も再び下げた。半面、トヨタ自動車<7203>(東1)や村田製作所<6981>(東1)は一段ジリ高傾向。日経平均は
14時過ぎに前場の高値(147円23銭高の2万2885円84銭)に迫り、前日比で反発した。東証2部指数は安いがマザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、アートスパークホールディングス<3663>(東2)が一段高となり、15日発売の「四季報」(東洋経済新報社)で前号より高評価との見方が。エヌ・ピー・シー<6255>(東マ)はソフトバンクグループ<9984>(東1)がインドで太陽光発電事業に巨額投資の方針とのNHK報道などを材料に13時頃からストップ高。ジャストプランニング<4287>(JQS)は株式3分割などが好感されて大幅高。

 東証1部の出来高概算は16億8394万株(前引けは7億250万株)。売買代金は3億791億円(同1兆1504億円)。1部上場2089銘柄のうち、値上がり銘柄数は768(同885)銘柄、値下がり銘柄数は1254(同1086銘柄)。また、東証33業種別指数は20業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、石油・石炭、医薬品、鉱業、不動産、精密機器、陸運、その他製品、海運、輸送用機器、情報・通信、電気機器、などとなった。(HC)

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