アイリッジがクロスロケーションズとロケーションビジネスで業務・資本提携

株式市場 銘柄

■ロケーションビジネスの拡大とクライアント向けCRM施策強化

 アイリッジ<3917>(東マ)は15日、ロケーションデータ(位置情報)を活用した広告配信等を行うクロスロケーションズ(東京都渋谷区)と、ロケーションビジネス領域において業務提携契約を締結すること、及び同社の株式の一部を取得することを発表した。

 クロスロケーションズは、Near Pte. Ltd.(シンガポール)からスピンオフし、2018年1月から日本国内向けにサービス提供を開始している。
 
 Nearは特定のデバイス、OS、アプリに依拠しない広範で多様な位置情報を取得し、ロケーションベースのオーディエンス(広告配信の候補先となる消費者)を構築できるグローバルなプラットフォーム「Allspark」を運営している。

 クロスロケーションズは、「Allspark」の日本国内における独占的ライセンス販売権をもち、同社(その前身を含む)は日本国内において、「Allspark」を活用した広告配信サービスや分析レポートの提供等を行ってきた。

 アイリッジは、クロスロケーションズの「Allspark」やデータ解析モデル、データ・プラットフォームと連携することにより、同社クライアント向けのCRM施策を強化することができ、また同社のロケーションビジネスの拡大、成長に繋がると判断し、業務・資本提携に至った。

 なお、同株式取得は、クロスロケーションズが第三者割当増資により新株式を発行し、その一部をアイリッジが引き受ける。株式取得日は2018年6月22日を予定。

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