ワイヤレスゲートが「FON」と共同で日本のWi-Fiインフラを拡充

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■2020年東京オリンピック・パラリンピックを視野に

 ワイヤレスゲート<9419>(東マ)は18日、世界最大のコミュニティWi-Fi「FON」を運営するスペインのフォン・ワイヤレス(マドリード)及びその日本法人のフォン・ジャパン(東京都港区)と、日本のWi-Fiインフラの拡充に向けた取り組みを開始すると発表し、併せてアンデコ(大阪府大阪市)との業務・資本提携とバディネット(東京都中央区)との業務協力も行うとした。

「FON」は、世界200カ国以上に約1300万カ所以上のWi-Fiスポットを保有しており、2012年のロンドンオリンピックでは会場周辺のWi-Fi環境を充実化させた実績を持っている。ワイヤレスゲートでは、「FON」のノウハウを利用して、2020年東京オリンピック・パラリンピックを視野に、国内において20万スポットを構築すると同時に、Wi-Fiを活用したマーケティング事業をフォン・ワイヤレスおよびフォン・ジャパンと開始するとしている。

 同時にアンデコとの業務・資本提携を発表した。アンデコは、ITを活用した移動販売のためのインフラを手掛け、プラットフォームを提供しており、両社のノウハウを組み合わせる事で、新しいWi-Fiスポットの形を創出し、企業価値の増大を目指すとしている。

 提携内容は、今後ワイヤレスゲートが観光地や商業施設などに構築するWi-Fiインフラにおいてアンデコの「Mobility-Store Platform」とワイヤレスゲートのWi-Fiスポットを組み合わせることで、Wi-Fiスポットを軸とした新しい経済活動の創出ができるようなロケーションコーマス事業を共同展開する。

 資本提携では、ワイヤレスゲートはアンデコに対して上限を3,000万円とする出資を行い、資本面でのサポートもする予定である。出資の具体的な方法などは、今後両社の投資契約で決定されるとしており、この出資後においてもアンデコはワイヤレスゲートの関連会社にはならない予定である。4月22日に正式契約の締結を予定。

 また、バディネットとの業務協力も発表した。同社は、通信インフラの構築やオンサイト保守に多くの実績があり、特にWi-Fiスポットでは、全国で約60,000箇所にのぼるエリアを構築し、約15,000箇所のWi-Fiスポットの保守体制を有している。ワイヤレスゲートでは、バディネットが持つWi-Fiインフラの構築体制とノウハウを活用し、今後ワイヤレスゲートが提供するロケーションコマース・ソリューションの拡大をアンデコと共同で展開するとしている。

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