RPAホールディングスは落ち着きどころを探る段階、19年2月期大幅増収増益予想
- 2018/6/22 06:25
- 株式投資ニュース
RPAホールディングス<6572>(東マ)は、人事・経理・営業事務などの定型業務代行プラットフォームを提供するロボットアウトソーシング事業などを展開している。18年3月東証マザーズに新規上場した。19年2月期大幅増収増益予想である。株価はIPO人気が一巡して反発力の鈍い展開だが、落ち着きどころを探る段階だろう。
■ロボットアウトソーシング事業などを展開
RPA(Robotic Process Automation)技術や、AI(人工知能)技術を活用して、人事・経理・営業事務などの定型業務代行プラットフォーム「BizRbo!」を提供するロボットアウトソーシング事業、アフィリエイト型広告サービスやBtoBマーケティングサービスのアドネットワーク事業、IT企業の営業活動におけるアポイント獲得のための電話代行のセールスアウトソーシング事業、企業の市場調査やマーケティングを支援するコンサルティング事業も展開している。
18年2月期の売上構成比はロボットアウトソーシング事業41%、アドネットワーク事業46%、セールスアウトソーシング事業9%、コンサルティング事業3%である。
■19年2月期大幅増収増益予想
19年2月期連結業績予想は、売上高が18年2月期比34.8%増の56億47百万円、営業利益が41.6%増の6億58百万円、経常利益が45.6%増の6億55百万円、純利益が48.6%増の4億35百万円としている。主力のロボットアウトソーシング事業で導入企業数、アドネットワーク事業で会員数と課金売上が大幅伸長する見込みだ。好業績を期待したい。
■株価は落ち着きどころを探る段階
株価(初値3月28日1万4280円)は、IPO人気が一巡して反発力の鈍い展開だが、落ち着きどころを探る段階だろう。6月21日の終値は1万3960円、今期予想連結PERは約166倍、時価総額は約722億円である。