ロードスターキャピタルは調整一巡感、不動産投資運用が主力で18年12月期大幅増収増益予想
- 2018/6/25 06:27
- 株式投資ニュース
ロードスターキャピタル<3482>(東マ)は、付加価値を高めて売却する不動産投資運用を主力としている。収益は物件売却によって変動しやすいが、18年12月期大幅増収増益予想である。株価は5月の戻り高値圏から反落したが、調整一巡感を強めている。
■不動産投資運用が主力
不動産とテクノロジーを融合し、コーポレートファンディング事業(不動産投資、不動産賃貸)を主力として、クラウドファンディング事業、その他事業(アセットマネジメント)も展開している。収益は物件売却によって変動しやすい。なお6月7日に販売用不動産2件の売却を発表している。
■18年12月期大幅増収増益予想
18年12月期連結業績予想は、売上高が17年12月期比19.4%増の104億98百万円、営業利益が32.8%増の18億12百万円、経常利益が33.7%増の15億91百万円、純利益が13.4%増の9億円としている。
第1四半期は売上高が17億69百万円、営業利益が3億98百万円、経常利益が3億40百万円、純利益が2億14百万円だった。主力のコーポレートファンディング事業では販売用不動産を5物件購入し、2物件を売却した。クラウドファンディング事業では累積投資金額が49億09百万円、投資家会員数が1万406人となり、いずれも大幅伸長した。
通期予想に対する第1四半期の進捗率は低水準の形だが、収益は物件売却によって変動しやすい。通期ベースで好業績を期待したい。
■株価は調整一巡感
株価は5月の戻り高値圏2500円近辺から反落したが、2000円近辺で推移して調整一巡感を強めている。6月22日の終値は2109円、今期予想連結PERは約24倍、時価総額は約221億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、反発を期待したい。