藤商事は19年3月期大幅減収減益予想だが売り一巡期待
- 2018/6/26 06:30
- 株式投資ニュース
藤商事<6257>(JQ)はパチンコ・パチスロ機の中堅メーカーである。19年3月期は販売台数減少して大幅減収減益予想である。株価は年初来安値を更新して下値を探る展開だが、大幅減収減益予想の織り込み完了して売り一巡を期待したい。
■パチンコ・パチスロ機の中堅メーカー
パチンコ・パチスロ機の中堅メーカーである。スマホ向けゲームアプリのデジタルコンテンツ事業は18年3月「23/7 トゥエンティ スリーセブン」の配信を開始した。
■19年3月期は大幅減収減益予想
19年3月期の非連結業績予想は、売上高が18年3月期比27.4%減の380億円、営業利益が55.6%減の20億円、経常利益が52.8%減の20億円、純利益が48.5%減の13億円としている。主力のパチンコ、パチスロとも販売台数が減少して大幅減収減益予想である。
なおパチンコは第2四半期以降、新規則機を順次投入予定である。パチスロは新規則機に対する市場の需要動向を踏まえて適時投入予定である。ゲームアプリは継続的なイベントやプロモーションを実施してユーザー獲得・定着を推進する。
■株価は売り一巡期待
株価は年初来安値を更新して下値を探る展開だ。6月20日には1184円まで下押した。6月25日の終値は1199円、今期予想PERは約22倍、時価総額は約293億円である。週足チャートで見ると52週移動平均線を割り込んだが、売り一巡を期待したい。