ウェーブロックホールディングスは売られ過ぎ感、19年3月期横ばい予想だがやや保守的
- 2018/6/26 06:14
- 株式投資ニュース
ウェーブロックホールディングス<7940>(東1)はインテリア事業、編織事業、産業資材・包材事業、アドバンストテクノロジー事業を展開している。19年3月期は横ばい予想だがやや保守的だろう。株価は売られ過ぎ感を強めている。
■インテリア事業やアドバンストテクノロジー事業など展開
壁紙などのインテリア事業、防虫網などの編織事業、不燃シートや食品容器などの産業資材・包材事業、金属調加飾フィルムやPMMA/PC2層シートなどのアドバンストテクノロジー事業を展開している。18年2月にはタイに子会社を設立した。
■19年3月期横ばい予想だがやや保守的
19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比2.9%増の285億円、営業利益が0.3%増の18億40百万円、経常利益が0.7%増の21億60百万円、純利益が0.3%増の16億円としている。配当予想は18年3月期と同額の年間28円(第2四半期末14円、期末14円)としている。18年3月期には東証1部指定記念配当2円を含んでいるため、普通配当ベースでは増配となる。
利益横ばい予想だがやや保守的だろう。インテリア事業、編織事業、産業資材・包材事業においては大口取引先との取引拡大やコストダウン、アドバンストテクノロジー事業においては新規案件の確実な獲得などを推進する。原材料価格上昇に対する販売価格転嫁は下期に効果が発現する見込みとしている。
■株価は売られ過ぎ感
株価(18年4月10日付で東証1部に市場変更)は、4月高値1795円から反落して水準を切り下げた。6月20日には1070円まで下押した。6月25日の終値は1077円、今期予想連結PERは約7倍、時価総額は約120億円である。日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が10%程度に拡大して売られ過ぎ感を強めている。反発を期待したい。