SKIYAKIはほぼ底値圏、19年1月期大幅増収増益予想、8月1日付で株式5分割
- 2018/6/27 08:10
- 株式投資ニュース
SKIYAKI<3995>(東マ)は、音楽アーティストのファンクラブを運営している。19年1月期第1四半期は減益だったが、通期は大幅増益予想である。株価は上場来安値を更新したがほぼ底値圏だろう。なお基準日18年7月31日(効力発生日18年8月1日)で1株を5株に分割する。
■音楽アーティストのファンクラブを運営
音楽アーティストに係るファンクラブ(FC)運営サービス、アーティストグッズ等のECサービスおよび電子チケットサービスなどを展開している。
18年4月末現在のファンクラブ総登録会員数は170万人以上(うち有料会員が67万人以上)となった。18年5月にはコンサート・イベント制作のMSエンタテインメント・プランニングを子会社化した。
■19年1月期1Q減益だが、通期大幅増収増益予想
19年1月期連結業績予想は、売上高が18年1月期比23.6%増の30億75百万円、営業利益が23.7%増の3億円、経常利益が42.1%増の3億07百万円、純利益が13.4%増の2億06百万円としている。取り扱いアーティスト数および有料会員数とも増加して大幅増収増益予想である。配当予想は未定としている。
第1四半期は増収減益だった。売上高は前年同期比14.6%増の6億90百万円だった。ECの商品出荷額が減少したが、会員数の大幅増加でファンクラブサービスが大幅伸長した。利益面ではECの商品出荷額減少やM&A関連費用の発生で、営業利益が41.8%減の47百万円、経常利益が47.3%減の43百万円、そして純利益が60.3%減の26百万円だった。
通期予想に対する第1四半期の利益進捗率は低水準だが、ECサービスはアーティストによるツアー実施等の活動の有無によって商品出荷時期および金額が変動する特性があり、第4四半期に売上が増加する傾向が強いことも考慮すれば、通期予想の達成は可能としている。また第2四半期から連結対象となるMSエンタテインメント・プランニングも寄与する見込みだ。
■株価はほぼ底値圏
株価は6月26日に4320円まで下押して、上場来安値を更新する場面があったが、終値ベースでは前日比プラス圏に切り返した。ほぼ底値圏だろう。6月26日の終値は4655円、今期予想連結PERは約49倍、時価総額は約97億円である。底打ちを期待したい。