サインポストは売られ過ぎ感、19年2月期増収増益予想
- 2018/6/27 08:08
- 株式投資ニュース
サインポスト<3996>(東マ)はシステム開発コンサルティングを展開し、流通小売業の店舗におけるレジの無人化も目指している。19年2月期増収増益予想である。株価は水準を切り下げて17年11月IPO時の安値に接近しているが、目先的に売られ過ぎ感を強めている。
■システム開発コンサルティングを展開
金融機関や公共向けを中心にシステム開発コンサルティングを展開している。第三者的な立場ではなく、顧客企業の組織の一員として、情報化戦略、システム化構想、業務改善等を提案し、システムの企画・設計・開発・運用の実行支援やマネジメント支援を行う。
17年12月にはSCSKと共同開発契約を締結した。流通小売業の店舗におけるレジの無人化を目指して、画像認識技術とAI(人工知能)技術を活用した「完全スルー型レジシステム(スーパーワンダーレジ)」の製品化、および製品化している「設置型AIレジ(ワンダーレジ)」の改良を推進する。
■19年2月期増収増益予想
19年2月期非連結業績予想は、売上高が18年2月期比3.4%増の31億26百万円で、営業利益が8.3%増の4億01百万円、経常利益が11.4%増の3億98百万円、純利益が5.5%増の2億58百万円としている。主力のコンサルティング事業で、金融機関を中心とした既存案件の継続的な受注、および新規案件の獲得を見込んでいる。
■株価は売られ過ぎ感
株価(18年3月1日付で株式4分割)はIPO人気が一巡して水準を切り下げる展開だ。6月26日には2150円まで下押した。そして17年11月IPO時の安値2132円に接近している。6月26日の終値は2197円、今期予想PERは約85倍、時価総額は約218億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が20%程度まで拡大し、目先的に売られ過ぎ感を強めている。