ピックルスコーポレーションの第1四半期は子会社化した手柄食品の効果もあり増収、営業・経常利益共に2桁増益

■第2四半期業績予想に対する進捗率は、前年を上回るペースで推移

 ピックルスコーポレーション<2925>(東1)の第1四半期は、子会社化した手柄食品の効果もあり増収、営業・経常利益共に2桁増益と好調なスタートとなった。

 19年4月期第1四半期連結業績は、売上高100億07百万円(前年同期比4.0%増)、営業利益4億15百万円(同14.5%増)、経常利益4億43百万円(同14.2%増)、純利益2億33百万円(同11.2%減)。

 今期は、3月に竣工した西日本の佐賀工場に加え、昨年12月に子会社化した手柄食品等の効果もあり増収となった。

 利益面については、原料である野菜の価格が安定していることから、営業利益、経常利益共に2ケタ増益と好調に推移している。ただ、最終利益については、佐賀工場の立ち上げ関連費用の発生もあり、減益となっている。

 トピックスとしては、「牛角キムチを買って焼肉しよう!お料理しよう!プレゼントキャンペーン」と題し、牛角韓国直送キムチを対象としたキャンペーンを実施している。

 看板商品である「ご飯がススム キムチ」シリーズをリニューアルし、販売促進している。

 更に、新たな取り組みとして、ピーネ12乳酸菌を活用した商品を展開するECサイト「ピーネオンラインショップ」及び国産、化学調味料不使用にこだわった漬物を展開するECサイト「八幡屋オンラインショップ」を4月23日に開設した。

 このような取組を促進していることから、第2四半期業績予想に対する進捗率は、売上高47.8%(前年同期49.5%)、営業利益53.4%(同41.6%)、経常利益51.9%(同41.6%)、純利益46.0%(同43.5%)と前年を上回るペースで推移している。

 ちなみに、今期19年2月期連結業績予想は、売上高403億86百万円(前期比7.4%増)、営業利益13億01百万円(同15.0%増)、経常利益14億13百万円(同14.6%増)、純利益8億41百万円(同3.5%増)を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る