【株式市場】EU首脳会議による円安など背景に日経平均は強含み3日ぶりに反発

株式

◆日経平均は2万2304円51銭(34円12銭高)、TOPIXは1730.89ポイント(3.89ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少な目で12億8824万株

 29日後場の東京株式市場は、EU(欧州)首脳会議で難民・移民問題が合意と伝えられてユーロ高が進み、円は対ドルでも円になったとされ、キヤノン<7751>(東1)などが一段ジリ高基調になった。日経平均はいきなり前日比プラス圏で始まり、一時的にマイナス転換したが総じて堅調に推移し、大引けは3日ぶりに反発。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、27日にJQ市場から東証2部に移籍したインテリジェント ウェイブ<4847>(東2)が一段と強含み、サインポスト<3996>(東マ)は大手企業の社員食堂にAI(人工知能)を活用したワンダーレジを納入との27日発表が好感されて一段高の続伸。インフォコム<4348>(JQS)は「食品温度管理IoTサービス」などが注目され上場来の高値。

 東証1部の出来高概算は少な目で12億8824万株(前引けは5億7257万株)。売買代金は2兆2986憶円(同9437億円)。1部上場2093銘柄のうち、値上がり銘柄数は1167(同653)銘柄、値下がり銘柄数は829(同1317)銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けは4業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、医薬品、繊維製品、非鉄金属、輸送用機器、食料品、その他製品、鉄鋼、などだった。(HC)

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