日本エスコンが14%高、業績予想の増額やホテル2件の売却など注目される
- 2018/7/2 10:35
- 株式投資ニュース
■今12月期の配当は従来予想を6円増配し26円の見込みに
日本エスコン<8892>(東1)は2日、大きく出直り、10時を過ぎて14%高の739円(89円高)まで上げ、出来高も急増している。6月29日の取引終了後、ホテル2物件の売却と今12月期の連結利益・配当予想の増額修正を発表し、注目されている。
売却するホテル2物件は、インバウンドニーズを捉えたホテル開発事業として兼ねてより開発を行ってきたもので、1件は東京都千代田区隼町(引き渡し時期2018年12月下旬の予定)、もう1件は大阪市中央区南船場(同じく19年6月下旬)。譲渡価額や譲渡先については守秘義務契約もあり公表を差し控えるとしたが、譲渡価額はそれぞれ当社連結売上高の10%を超える価格になるとした。
東京都の物件については、今12月期の連結業績予想に織り込み済みで、大阪の物件は来期の業績に計上する予定とした。
同時に発表した今12月期の連結業績・配当予想の修正は、売上高については従来予想を1%減額したが、営業利益は同14%増額し、純利益も同17%増額。12月期末配当を従来予想の20円から26円の見込みに大幅増額した。前期実績は18円だった。(HC)