【引け後のリリース】ミクシィが国内最大級のチケット融通サイトを買収

引け後のリリース

■コンサートなどの公演チケットを取引するチケットフリマサービスに進出

ミクシィ<2121>(東マ)は19日付で、コンサートやスポーツなどの公演チケットをユーザー同士で取引するチケットフリマサービスで国内最大級の「チケットキャンプ」を開発・運営する株式会社フンザ(東京都渋谷区)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。株式取得日は2015年3月31日の予定で、これにともなう取得資金115億円を三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)の三菱東京UFJ銀行から借り入れるとした。

株価は昨年前半に7倍近く上げる大相場となり、株式分割後の値段で8月、11月に6000円台まで上げた。11月以降は上げ幅の3分の1押しの水準まで下げながらもみ合う相場となっており、このところは4500円前後で推移し、下げ止まってきている。 発表によると、国内のライブ・エンタテインメントの市場は、2013年に前年比136.2%(一般社団法人コンサートプロモーターズ協会(ACPC)調べ)と大幅な増加を続け、「コト消費」の拡大やライブ開催数の増加を背景に拡大を続けている。

チケット融通サイト「チケットキャンプ」は、スマートフォンに最適化されたUI・アプリの提供やエスクロー決済(売り手と買い手の間に事務局などの第三者機関を介在させる透明性のある決済方法)の導入など、ユーザーの利便性を高めたサービスを提供してきた結果、取引件数・チケット流通総額は急速に拡大し、2014年12月の流通総額は約8億円となっている。なお、取引時に出品者・購入者双方から受け取る手数料が、主な収益源となっている。

ミクシィでは、フンザ社の持つサービス開発力・チケットフリマサービス運営におけるノウハウと融合させることにより、急成長している事業の拡大を更に加速させていく方針。また、チケットを気軽に取引できる文化を創っていくことで、イベント自体の活性化、およびライブ・エンタテインメント市場拡大への貢献が実現できると判断した。

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