シンデン・ハイテックスが続伸、割安感強く業績見通し保守的との見方も

株式市場 銘柄

■計画外受注など予定せず今期は減益を見込むが株価はPER10倍台

 シンデン・ハイテックス<3131>(JQS)は9日、続伸基調となり、11時にかけては1575円(56円高)前後で推移している。液晶や半導体などの電子部品を中心とする専門商社で、前期・2018年3月期の連結業績は純利益などが3期ぶりに最高を更新。7月に入り、米ボストン近郊に本社を置くアナログ・ミックスドシグナル製品のリーディングカンパニーで、これまで高性能アナログ半導体事業に革新をもたらしてきたスカイワークス社(Skyworks Solutions, Inc.(米国マサチューセッツ州)との間で販売代理店契約を結んだことなどが注目されている。

 今期の連結業績見通しは純利益を3.1億円(前期比48.6%減)、1株利益を148円11銭などとし、半導体メモリ市況を前期よりは慎重にみるほか、前期に計画外の受注によって業績に寄与した半導体検査装置ビジネスを今期は計画に含めていないことなどを減益の要因とした。ただ、調査筋の中には、こうした前提については慎重過ぎるとの見方がある。株価水準は、今期予想1株利益に基づいたPERが10.6倍前後に過ぎず割安感が強いといえる。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る