【株式市場】日銀総裁会見など好感し大引けにかけて上げ7日連続高値

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万9560円22銭(83円66銭高)、TOPIXは1580.51ポイント(4.70ポイント高)、出来高概算(東証1部)は21億3014万株

チャート11 20日後場の東京株式市場は、黒田日銀総裁が午後、就任2年の講演を外国特派員協会で行うと伝えられ、円相場が一時強含む場面があり、ファナック<6954>(東1)が一段軟化するなどの波乱はあったものの、トヨタ自動車<7203>(東1)東芝<6502>(東1)などは一段強含んだため全般に堅調さを増し、日経平均は大引けにかけて一時88円88銭高(1万9565円44銭)まで上げて取引時間中の15年ぶりの高値を7日連続更新した。前引けは軟調だったTOPIXやJPX日経400も堅調に転換した。

 昨日まで2日連続ストップ高だった任天堂<7974>(東1)ディー・エヌ・エー<2432>(東1)は反落したが、19日の大引け後にゲーム共同開発を発表したスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>(東1)ネクソン<3659>(東1)は高い。日本郵船<9101>(東1)はバルチック海運指数の回復を好感して小幅だが5年ぶりの高値に進み、ミクシィ<2121>(東マ)はチケット売買サイト企業の買収を好感して上げ、クルーズ<2138>(JQS)はディー・エヌ・エー向け拡大期待が言われて出直った。

 東証1部の出来高概算は21億3014万株(前引けは9億5492万株)、売買代金は2兆6080億円(同1兆1696億円)。1部上場1872銘柄のうち、値上がり銘柄数は1109(同851)銘柄、値下がり銘柄数は612(同828)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は23業種(同10業種)となり、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、小売り、海運、証券・商品先物、サービス、倉庫・運輸、輸送用機器、銀行、などとなった。

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